【2020年東京オリンピック】山手線が変わる!3つの進化

東京の鉄道路線図のど真ん中、東京交通の大動脈・山手線。
首都圏在住、在勤で乗ったことのない人はいないであろう路線です。また東京観光や出張で移動の際にも、必ずと言っていいほど乗ることになるでしょう。
そんな山手線が、2020年の東京オリンピック開催に向け大きく進化します。
どう変わるのか?3つの進化をご紹介いたします。
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進化その1・新型車両E235系を投入
出典:ITmediaニュース
JR東日本は2014年7月、山手線に導入する新型車両・E235系の導入を発表しました。
デザインコンセプトは「お客様、社会とコミュニケーションする車両」で、現在のE231系との主な違いは下記の通り。
・居住空間を広く感じるオープンなデザイン。
・前面・側面の行き先表示をフルカラー化。
・優先席が1両あたり3席増加。
・一人あたりの腰掛幅が1センチ広い46センチに。
・全ての車両に車いすやベビーカー、大きな荷物の乗客のためのフリースペースを確保。
・社内に広告を表示するディスプレイを増やし、中吊り広告は使用しない。
・LED照明を採用
東京オリンピック開催による乗客増にも対応できると言われています。
この新型車両、2015年秋には登場予定です。
進化その2・ホームドアの設置
出典:Wikipedia
JR東日本では、ホームでの乗客の転落や列車との接触などの事故防止対策のため、山手線へのホームドアの設置を進めています。
2010年に恵比寿駅に初めて導入、以降順次設置され、大規模改修を予定している東京・新宿・渋谷・新橋の4駅以外の全駅に2017年までの設置予定です。
2015年2月現在の進捗・予定は下記の通り。
・2010年設置 恵比寿駅・目黒駅
・2012年設置 大崎駅
・2013年設置 新大久保駅・高田馬場駅・目白駅・池袋駅・大塚駅・巣鴨駅・駒込駅・田町駅
・2014年設置 田端駅・西日暮里駅・鶯谷駅・御徒町駅・有楽町駅・五反田駅・原宿駅
・2015年以降設置予定 日暮里駅・上野駅・秋葉原駅・神田駅・浜松町駅・品川駅・代々木駅
・2017年以降設置予定 東京駅・新宿駅・渋谷駅・新橋駅
東京オリンピック開催までには大規模改修を含め、全駅に設置される予定となっています。
進化その3・新駅設置を予定
2014年6月、JR東日本は現在田町車両センターのある、品川-田町間に新駅を設置し、2020年の東京オリンピック開催にあわせ開業を予定していると正式に発表しました。
山手線での新駅設置は西日暮里駅開業以来およそ半世紀ぶりとなります。
新駅はイベント広場や複合施設などの設置が予想され、泉岳寺駅との連絡も検討されています。
新幹線が停車する品川駅や、国際化が進められる羽田空港からも近く、東京オリンピックに向けてさらなる国内外のアクセス向上が図られそうです。
早くも「新駅の名称」が巷では話題になっており、地名にちなんだ「港南」「芝浦」「三田」「高輪」や付近の駅にあわせ「新品川」「新泉岳寺」などが候補に挙がっていると言われますが、新駅名称の決定方法や時期については全く未定。
近年の駅名や列車愛称は公募による場合が多く、大きな論争を巻き起こしそうです。
まとめ
以上、今回は「山手線が変わる!3つの進化」をご紹介いたしました。
便利で安全かつ快適に、新しく山手線が生まれかわる日がとても待ち遠しいですね。