【天空の城】竹田城跡・必ず雲海を見るための注意点5つ
「天空の城」「東洋のマチュピチュ」として今や全国的な知名度を誇る国史跡・竹田城跡。
古城跡に登ると眼下には雲海が広がる、その景色は圧巻です。
しかしながら、竹田城では必ず雲海を見ることができるわけではありません。
では、雲海を見るためにはどうしたらよいのか?
いつどのような時に見ることができるのか?
今回は、竹田城で雲海を見るためのコツと注意点をご紹介いたします。
最寄駅に注意しよう!
竹田城跡に電車で向かう場合は、最寄駅を間違えないように注意!!
「んなアホな?」とお思いの方も多いでしょうが、実際そのような方が多いとのこと。
竹田城跡の最寄駅は、JR播但線の「竹田駅」(兵庫県朝来市和田山町)。
しかし、JR福知山線の「丹波竹田駅」(兵庫県丹波市市島町中竹田)に間違ってたどり着く方があるとか。
丹波竹田駅は竹田城跡から約30キロと近く、同じ「竹田」という地名を駅名に使用しているための混同と思われます。
ちなみに丹波竹田駅は無人駅で、当然竹田城跡への案内などはなく、駅前の駐在所へ竹田城跡の場所を聞きに来たり、タクシーで竹田城跡に向かう方もおられたとか。
電車で向かう方はくれぐれもお間違えの無いように!!
持ち物に注意しよう!
「天空の城で、眼下に雲海を眺めよう」
なんともロマンチックなスポットですが、その実は登山です。
駐車場から山頂までは徒歩20分。
また、雲海を見るためには早朝に行く必要があり、相応の準備が必要です。
必要なもの
・懐中電灯・・・竹田城跡には電灯はなく、早朝の登山となるため必須。
・防寒着・・・早朝は気温がかなり下がります。また、雲は水蒸気の塊。防水性も考慮にいれましょう。
・登山しやすい靴・・・かなり急な坂道です。サンダルやハイヒールなどは論外。
・観覧料金・・・平成27年3月20日以降、500円となります。
時期に注意しよう!
雲海には発生しやすい時期、発生しにくい時期があります。
発生しやすい時期は9月下旬~12月上旬。
2月末までは見ることができるが、晩秋が一番発生しやすいとのこと。
また、平成26年12月11日から平成27年3月19日までは、史跡保全・事故防止のため竹田城跡へ入城できません。
ご注意ください。
時間帯に注意しよう!
当然のことながら竹田城跡は一日中雲海に囲まれているわけではありません。
雲海が発生しやすい時間帯は、明け方から午前8時頃まで。
そのわずか短い時間のみ、竹田城は「天空の城」となるのです。
天候に注意しよう!
以上の時期・時間帯を満たしていても、雲海は必ず発生するわけではありません。
雲海が発生しやすい条件は
・湿度が高いこと
・よく晴れていること
・朝方と日中の気温差が大きいこと
・風が弱いこと
などがあげられます。
播但地方の天気予報もチェックし、「濃霧注意報」が出ている日がおすすめです。
まとめ
以上、今回は「竹田城跡・必ず雲海を見るための注意点5つ」をご紹介いたしました。
また、竹田城跡では石垣の崩落などが見られるそうです。
観光客の急増により、また、車の無断駐車やゴミのポイ捨てが見られ、史跡の保全やトイレなど施設の維持管理が課題になっているとのこと。
素晴らしい史跡を後世に残していけるよう、マナーを守って観光地を訪れたいものですね。
皆様が天空の城に出会えるよう願っております。