『唐津くんち』は、町の中心部にある唐津神社の秋季例大祭です。奈良時代の755年に建てられた社で「住吉三神」「神田宗次」「水波能女神」がお祀りされています。寛文年間の頃に今の『唐津くんち』の原型が始まったと伝えられています。毎年11月2日から4日にかけて行われる、収穫感謝の意が込められた唐津最大のお祭りです。見どころは世界最大級、乾漆造の美術工芸と称される獅子や兜、鯛、七宝丸などの豪華絢爛14の曳山です。古いものでは1819年、文政2年制作の曳山も見ることができます。御旅所への曳き込み、曳き出しがこの祭りの最大の見どころで.期間中には50万人超えの観光客で賑わいます。
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唐津くんち
資料 SAGA TRAVEL SUPPORT [Official]
開催期間:2018年11月2日(金)~4日(日)
場所:佐賀県唐津市 旧唐津市内一帯
【曳山巡行コースと予定時刻】唐津市
■曳山■
【1番曳山】赤獅子/刀町
・1819年(文政2年)制作
【2番曳山】青獅子/中町
・1924年(文政7年)制作
【3番曳山】亀と浦島太郎/材木町
・1841年(天保12年)制作
【4番曳山】源義経の兜/呉服町
・1844年(天保15年)制作
【5番曳山】鯛/魚屋町
・1845年(弘化2年)制作
【6番曳山】鳳凰丸/大石町
・1846年(弘化3年)制作
【7番曳山】飛龍/新町
・1846年(弘化3年)制作
【8番曳山】金獅子/本町
・1847年(弘化4年)制作
【9番曳山】武田信玄の兜/木綿町
・1864年(元治元年)制作
【10番曳山】上杉謙信の兜/平野町
・1869年(明治2年)制作
【11番曳山】酒呑童子と源頼光の兜/米屋町
・1869年(明治2年)制作
【12番曳山】珠取獅子/京町
・1875年(明治8年)制作
【13番曳山】鯱/水主町
・1876年(明治9年)制作
【14番曳山】七宝丸/江川町
・1876年(明治9年)制作
宵山<11月2日(金)>
・提灯に照らされた幻想的な曳山を見ることができます。
時間:19時30分~22時
巡行コース:大手口(全14台中6台巡行開始)―旧城下町を巡行しながら各町から他8台の曳山合流―唐津神社前
御旅所神幸<11月3日(土)>
・早朝に唐津神社境内にて『神田かぶかぶ獅子』奉納。9時30分を回ると14台の曳山がお神輿の御供をし西の浜へ向かいます。
時間:9時30分~16時30分
■御旅所曳込み/西の浜 正午開始
■御旅所曳出し/西の浜 15時開始
町廻り 翌日祭<11月4日(日)>
・曳山は唐津神社横の曳山展示場に曳き納められ、3日間の行事が幕を閉じます。
時間:10時~17時30分
■米屋町通り勢揃い/12時30分
■米屋町通り曳だし/14時30分
巡行コース::唐津神社―旧城下町(前半)―米屋町通り(昼休憩)―旧城下町(後半)―曳山展示場
※予定時間はすべて1番曳山「赤獅子」の出発(通過・到着)時間。14台の曳山が通過まで予定時間から約50分かかります。
アクセス
まとめ
1958年「佐賀県重要有形文化財」、1980年「国の重要無形民俗文化財」、2016年には「ユネスコ無形文化遺産」と、数々の重要文化財や文化遺産に選定されています。脈々と受け継がれてきた唐津の文化をぜひ体感してみてはいかがでしょうか?期間中は大変な混雑が予想されますので、早めのお出かけがおすすめです。尚、今回の紹介内容が最新情報ではない場合がありますので、公式サイトより最新の情報を確認してお出かけください。